「価格はLiquidityを食べに行く」って、どういうこと?
FXのチャート解説を見ていると、
「上にLiquidityがある」
「高値のLiquidityを取りに行った」
「Liquidityを食ってから戻ってきた」
といった表現を目にすることがあります。
ある程度チャートを見てきた人なら、なんとなくイメージできる言葉かもしれません。
たとえば、分かりやすい例が直近の高値です。
価格がその高値を上抜いた場面を見て、
「上にあったLiquidityを食いに行ったんだな」
と考えたことがある人もいるでしょう。
ただ、ここで少し気になることがあります。
そもそも、その「Liquidity」はチャートのどこにあるのでしょうか?
高値の少し上に何かが表示されているわけでもなければ、「ここにLiquidityが○Lotあります」と通常のチャートが教えてくれるわけでもありません。
それなのに、トレーダーはなぜ「Liquidityを食いに行った」と表現するのでしょうか。
「上にLiquidityがある」って、何を指している?
まず整理しておきたいのは、Liquidity(流動性)という言葉です。
トレードの会話では、
「高値の上にLiquidityがある」
という表現が使われることがあります。
そこから、
高値の上にあるStop Loss = Liquidity
というイメージを持ちやすいのですが、これは少し単純化しすぎています。
Liquidityは、本来Stop Lossという一種類の注文だけを指す言葉ではありません。取引のしやすさや、取引による価格への影響などにも関わる、もっと広い市場の概念です。
一方、一部のTrading解説では、Stop Lossなど注文が関係し得ると考えられる価格帯を指して「Liquidityがある」と表現することがあります。
この二つを同じ意味だと思ってしまうと、
高値の上にはStop Lossがある
↓
だからそこにはLiquidityがある
↓
価格はそのLiquidityを取りに行く
という説明が、そのまま市場の仕組みのように見えてしまいます。
LiquidityとStop Lossは同じものではありません。「Liquidityがある」というトレード上の表現と、市場全体のLiquidityは分けて考えます。
価格がLiquidityを探して動いている?
もう一つ気になるのが、
「価格はLiquidityを取りに行く」
という言い方です。
言葉どおり受け取ると、まるで価格が、
「この上にLiquidityがあるから、そこまで上がろう」
と場所を知って動いているようにも聞こえます。
もちろん、価格そのものに意思があるわけではありません。
価格は、注文やQuote(提示価格)の変化、取引の成立など、さまざまな要素が関わるなかで動いています。
「Liquidityを取りに行く」とは、ある価格帯へ向かう値動きを説明するトレード上の表現として受け取った方がよいでしょう。少なくとも、価格そのものがLiquidityの場所を知り、そこを目指しているという意味ではありません。
つまり、
「Liquidityを食いに行った」という言葉を知っていることと、その裏で何が起きているのかを理解していることは別
ということです。
「価格はLiquidityを探して動く」を、そのまま価格変動の法則として扱わないことが大切です。
では、トレーダーが「上にLiquidityがある」と話すとき、実際にはチャートのどこを見ているのでしょうか。
そもそもLiquidityは、チャートから見つけることができるのでしょうか?
そのLiquidityは、チャートのどこにある?
結論から見ると、通常の価格チャートにSpot FX全体のLiquidityそのものが表示されているわけではありません。
チャートに見えているのはPrice Action
通常のローソク足から確認できるのは、価格がどこまで動き、どこで止まり、どの価格帯で反応したのかというPrice Actionです。
一方で、
「この価格帯には、どれくらい注文が待っているのか」
「どこに、どれくらいStop Lossが置かれているのか」
Spot FX(外国為替スポット市場)は、一つの中央取引所にすべての注文が集まる市場ではありません。
といった市場全体の注文状況まで、通常のチャートから直接確認できるわけではありません。
取引は複数のVenue(取引の場/取引基盤)や取引関係に分かれているため、どこか一つのOrder Book(注文板/注文簿)を見れば、Spot FX全体の注文状況が分かるという構造ではないのです。
通常のチャートから見えているのはPrice Actionです。市場全体のLiquidityを、そのまま地図のように見ているわけではありません。
では、Liquidityが直接見えないのであれば、Tradingでは何を手がかりにするのでしょうか。
Price Actionから「観察する場所」を絞る
そこでTraderは、チャート上で確認できるPrice Actionを手がかりに、観察する価格帯を絞っていくことになります。
たとえば、
「この価格帯は、この先のPrice Actionを見るうえで観察しておきたい場所ではないか」
と考えるところから始まります。
チャート上に線を引いたからといって、
「ここにLiquidityがある」
と確認できたわけではありません。
あくまで、
「ここは観察しておきたい価格帯ではないか?」
という仮説を立てている段階です。
チャート上の価格帯と、実際の市場全体の注文量をそのまま同一視することはできません。
つまり、チャートから直接Liquidityを探すのではなく、Price Actionを手がかりに「どこを観察するか」を考えていくことになります。
では、その観察候補として、なぜTraderは数ある価格帯の中でも「直近の高値/安値」に目を向けるのでしょうか。
なぜTraderは「直近の高値/安値」に注目するのでしょうか?
なぜ「直近の高値/安値」が注目される?
Liquidityそのものは、通常のチャートから直接見ることができません。
では、Traderは何を目印にしているのでしょうか。
その中でも分かりやすいのが、直近の高値/安値です。
直近の高値/安値は、チャート上で見つけやすい
チャートを見ていると、
「ここまで上がって、一度戻された」
「ここまで下がって、そこから切り返した」
という場所があります。
それが、直近の高値/安値です。
特別なIndicatorを使わなくてもチャート上で確認できるため、トレーダーにとって値動きを見る一つの目印になります。
たとえば、直近の高値を見ながら、
「ここを上に抜けたら、さらに上へ進むかもしれない」
と考えるトレーダーもいるでしょう。
反対に、すでに売りで入っているトレーダーなら、
「ここを上に抜けたら、自分の読みが違っていたかもしれない」
と考えるかもしれません。
同じ高値を見ていても、トレーダーによって考えていることや注文の置き方は違うことがあります。
そのため、直近の高値/安値を、
「ここでは必ず何かが起こる場所」
と考える必要はありません。
むしろ、
「ここまで価格が来たら、そのあとの動きをよく見ておきたい」
という観察ポイントとして捉える方が自然です。
「直近の高値=Liquidity」ではない
ここで一つ、区別しておきたいことがあります。
直近の高値が目立っているからといって、
「高値の上には必ず大量のStop Lossがある」
とは限りません。
実際、Stop Lossなどの注文が特定の価格水準に集中することがある、という研究もあります。
ただし、それは、
「すべての直近高値/安値の外側に、大量の注文がある」
ことを意味しているわけではありません。
通常のチャートを見ただけでは、その周辺にどれくらい注文があるのかまでは分からないからです。
つまり、
直近の高値がある
↓
そこに大量のStop Lossがある
↓
だからLiquidityがある
と、最初から決めつけるのは少し早いということです。
直近の高値/安値はLiquidityそのものではなく、そのあとのPrice Actionを観察するための分かりやすい基準の一つです。
大切なのは、
「ここにLiquidityがあるはずだ」
と決めることではありません。
見るのは、
「価格がこの水準まで来たとき、そのあとどう動くのか?」
です。
では実際に、価格が直近の高値まで上昇し、そのまま上へ抜けたとします。
チャートを見れば、
「高値を抜けた。Breakoutだ」
と考えたくなる場面です。
でも、この時点でそう判断してよいのでしょうか。
直近の高値を抜いた…それだけで「Breakoutした」と判断してよいのでしょうか?
直近の高値を抜いた…これはBreakout?
直近の高値まで上昇してきた価格が、その水準を越えました。
チャートを見ていると、
「高値を抜けた。Breakoutしたのでは?」
と考えたくなる場面です。
ここで一度分けて考えたいのが、
「何が起きたのか」
と
「それをどう解釈するのか」
です。
この時点で分かるのは「高値を抜いた」ということ
たとえば、直近の高値が150.000だったとします。
そのあと価格が150.010まで上昇したなら、
直近の高値150.000を上抜いた
ということは確認できます。
ここまでは、チャートに表れている事実です。
しかし、この動きだけを見て、
「Breakoutが始まった」
「このまま上へ伸びる」
「高値のLiquidityを取った」
「SLが狙われた」
といったところまで決めることはできません。
高値を抜いたという事実と、その動きをどう解釈するかは別だからです。
まず確認できるのは「直近の高値を抜いた」というPrice Action。そこから先の意味づけは、まだ一つに決まりません。
すぐに「Breakout」と決めなくてもいい
トレードでは、目立つ値動きが起こると、すぐに意味をつけたくなることがあります。
高値を抜けば、
「Breakoutだ」
と考えたくなるのも、その一つです。
ただ、高値を抜いたその瞬間には、まだその先の値動きは見えていません。
だからこそ、この場面では急いで名前をつけるより、
「このあと、価格はどう動くのだろう?」
と、もう少しPrice Actionを見てみます。
上へ抜けたあとも、その動きが続くのか。
それとも、思っていたのとは違う動きになるのか。
「高値を抜いた」という一つの動きだけで、その後の方向や背景まで決めつけないことが大切です。
では、高値を抜いた価格が、そのまま上へ進まずに戻ってきたらどうでしょうか。
さっきまで、
「Breakoutかもしれない」
と見えていたチャートが、少し違って見えてきます。
高値を抜いたのに、そのあと元の価格帯へ戻ってきた…この動きをトレーダーはどう捉えるのでしょうか?
高値を抜いたのに戻ってきた…この動きは何?
直近の高値を上へ抜けた価格が、そのまま伸びずに戻ってきました。
少し前まで、
「Breakoutかもしれない」
と見えていた場面です。
ところが、その高値の外側にとどまらず、価格は再び元の価格帯へ戻ってきました。
こうなると、最初に高値を抜いたときとはチャートの見え方が少し変わってきます。
高値を抜いて、元の価格帯へ戻ってくる
たとえば、先ほどと同じように直近の高値が150.000だったとします。
価格が150.010、150.020と高値の外側へ進んだあと、再び150.000を下回ってきた。
チャートから確認できるのは、
直近の高値を一度上抜いたものの、その外側にとどまらず戻ってきた
というPrice Actionです。
トレードの解説では、このように意識される価格帯を一度越えたあと、その外側を維持せず戻ってくるPrice Actionを「Liquidity Sweep」と呼ぶことがあります。
「高値のLiquidityをSweepした」
と表現されることもあります。
ただし、ここで大切なのは、
Liquidity Sweepという名前がついたからといって、チャート上でLiquidityそのものを確認できたわけではない
ということです。
前の章まで見てきたように、通常のチャートから市場全体の注文状況を直接確認することはできません。
そのため、
高値を抜いて戻った
↓
「Liquidity Sweep」と呼ばれることがある
↓
だからといって、実際のLiquidityの量や位置まで確認できたわけではない
というところは分けて考えます。
Liquidity Sweepは、Liquidityそのものが見えたという意味ではなく、高値/安値など意識される価格帯を越えたあとのPrice Actionを捉えるトレード上の見方の一つです。
「戻ってきた」だけでストップ狩りとも言えない
もう一つ、ここで混同しやすいものがあります。
高値を抜いたあとに価格が戻ってくると、
「上にあったSLを狩ってから落ちた」
「ストップ狩りだった」
と説明されることがあります。
たしかに、見た目だけならそう感じる場面もあるでしょう。
ただし、
高値を抜いて戻ってきた
というPrice Actionから、
誰かがトレーダーのSLを狙って価格を動かした
という意図まで確認することはできません。
ここで分けて考えたいのは、
「その周辺でSLが発動したかもしれない」ことと、
「誰かがそのSLを狙って価格を動かした」ことは別
という点です。
Liquidity Sweepという言葉だけから、「誰かがSLを狙った」「その価格帯に大量の注文があった」と背景まで決めつけないようにします。
ここまでで、チャート上では、
直近の高値を抜いたあと、元の価格帯へ戻ってきた
という新しい動きが見えてきました。
そして、このようなPrice ActionをLiquidity Sweepとして見ることがあります。
では、ここで一つ疑問が残ります。
高値を抜いた瞬間だけを見れば、BreakoutもLiquidity Sweepも同じように始まっているように見えます。
Liquidity SweepとBreakoutは、いったいどこを見て分ければよいのでしょうか?
Liquidity SweepとBreakout、何が違う?
直近の高値を抜いた瞬間だけを切り取ると、BreakoutとLiquidity Sweepはよく似ています。
どちらも最初に見えているのは、
「価格が直近の高値を上抜いた」
というPrice Actionだからです。
では、どこを見れば違いが見えてくるのでしょうか。
抜いた瞬間だけでは、まだ分からない
たとえば、直近の高値が150.000だったとします。
価格が150.010まで上昇した瞬間にチャートを止めたら、
このまま150.050、150.100と上へ進むのか
それとも150.000を下回って戻ってくるのか
その先はまだ分かりません。
つまり、この時点で、
「これはBreakout」
「これはLiquidity Sweep」
と確定することはできないわけです。
同じ「高値を抜いた」というスタートから、その後のPrice Actionが分かれていきます。
見るのは、高値を抜いた「あと」
では、その後までチャートを進めてみます。
高値を抜いたあとも、その水準の外側でPrice Actionが続いていくなら、Breakoutとして捉える一つの材料になります。
一方、
高値を上抜く
↓
その外側にとどまらない
↓
再び元の価格帯へ戻ってくる
というPrice Actionなら、前の章で見たLiquidity Sweepとして捉えることがあります。
ここで重要なのは、高値を抜いた幅そのものだけではありません。
150.001までしか抜かなかったのか、150.020まで伸びたのか。
それだけを見て、
「浅いからLiquidity Sweep」
「大きく抜けたからBreakout」
と機械的に分けられるわけではありません。
見るべきなのは、そのあと価格が高値の外側を維持するのか、それとも元の価格帯へ戻ってくるのかというPrice Actionです。
抜いたことより、そのあと価格がその水準をどう扱ったかを見る。
「ヒゲで戻ったらLiquidity Sweep」でもない
ここで、もう一つ気をつけたいところがあります。
チャート上では、
「高値をヒゲだけで抜いて戻った」
という形を見ることがあります。
たしかに、Liquidity Sweepとして見られる場面の一つです。
ただし、
ヒゲで高値を抜いた = Liquidity Sweep
と形だけで決める必要はありません。
時間足や見る価格帯によって、同じ値動きでもローソク足の見え方は変わります。
そのため、ヒゲの形だけを見るのではなく、高値を抜いたあとにどんなPrice Actionが続いたのかまで見ることが大切です。
False Breakoutとは同じもの?
Liquidity Sweepとよく似た言葉に、False Breakoutがあります。
どちらも、
「いったん高値/安値を抜いたものの、そのまま外側へ進まなかった」
というPrice Actionを指す場面で使われるため、見た目が重なることがあります。
ただし、これらの言葉に市場全体で統一された一つの使い方があるわけではありません。
そのため、名称だけを細かく分けることよりも、
どの価格帯を抜いたのか
抜いたあと、その水準の外側でどんなPrice Actionが続いたのか
再び元の価格帯へ戻ってきたのか
という実際のPrice Actionを見る方が、トレードでは使いやすくなります。
BreakoutかLiquidity Sweepかを「高値を抜いた瞬間」だけで決めるのではなく、その後のPrice Actionまで含めて考えます。
ここまで来ると、次の疑問が出てきます。
高値を抜いたあと、元の価格帯へ戻ってきた。
そして、
「Liquidity Sweepかもしれない」
と考えた。
では、その瞬間に売りでエントリーすればよいのでしょうか。
Liquidity Sweepをトレードに使うなら、何を確認してからエントリーを考えればよいのでしょうか?
では、Liquidity Sweepでエントリーするならどう考える?
ここまでで、
直近の高値を抜いたあと、元の価格帯へ戻ってきた
というPrice ActionをLiquidity Sweepとして見る考え方まで整理してきました。
では、実際のトレードではどう使えばよいのでしょうか。
高値を抜いて戻ってきたのを見た瞬間に、
「Liquidity Sweepだ。売ろう」
とエントリーすればよいのでしょうか。
ここから大切になるのは、Liquidity Sweepを見つけることと、エントリーを決めることを分けて考えることです。
Liquidity Sweepを見つけた=エントリーではない
たとえば、直近の高値を一度上抜いたあと、価格がその高値の内側へ戻ってきたとします。
この時点でトレーダーが考えられるのは、
「Breakoutとして上へ進むのではなく、Liquidity Sweepとして見ることができるかもしれない」
という一つのトレード仮説です。
ただ、それだけで売りエントリーが決まるわけではありません。
なぜなら、そのあと価格がもう一度上昇し、高値の外側へ戻っていく可能性もあるからです。
そこで、
「何が起きたら、自分は売りエントリーを検討するのか?」
を考えます。
たとえば、
高値の内側へ戻るところまで確認する
戻ったあと、さらに下方向へ進むPrice Actionを確認する
自分が見ている時間足で、一定の形ができるまで待つ
といった確認方法が考えられます。
どれか一つが正解というわけではありません。
大切なのは、Liquidity Sweepとして見られるPrice Actionを確認したあと、自分が何を確認したらエントリーを検討するのかを決めておくことです。
Liquidity Sweepを確認しただけで、Entryが決まるわけではありません。
「どの価格帯を抜いたか」→「どう戻ったか」→「そのあと何を確認するか」という順番で考えます。
エントリーの根拠と、「読みが崩れる条件」をセットで考える
エントリーを考えるときに、もう一つ決めておきたいことがあります。
それが、
「何が起きたら、このLiquidity Sweepという見方をやめるのか?」
です。
たとえば、
「高値を抜いて元の価格帯へ戻ったので、Liquidity Sweepとして売り方向を考えている」
という仮説を立てたとします。
ところが、そのあと価格が再び上昇し、
高値の外側でPrice Actionが続く
ようになったらどうでしょうか。
最初に考えていた、
「高値の外側を維持できず戻ってきた」
という前提とは、少し状況が変わってきます。
このように、
Entryする理由
と
その理由が崩れたと考える条件
をセットで考えておくと、Liquidity Sweepを単なる「反転パターン」として見るだけではなくなります。
「Liquidity Sweepが出たから反転する」と決めつけるのではなく、自分の見方が崩れるPrice Actionもあらかじめ考えておきます。
SLは「何pips離すか」から決めなくてもいい
ここでSLの考え方にもつながります。
たとえば、
「SLは10pips」
「SLは20pips」
と距離から先に決める方法もあります。
ただ、Liquidity Sweepをトレードの根拠にするのであれば、先に考えたいのは、
「何が起きたら、自分が考えていたLiquidity Sweepのトレード仮説が崩れたと判断するか?」
です。
その価格帯を決めたうえで、
そこまでの距離はどれくらいあるのか
自分が許容できるリスクに収まるのか
ポジションサイズをどうするのか
を考えていきます。
つまり、
SLを何pipsにするか
より先に、
どこまで来たら自分の読みを撤回するのか
を考えるということです。
SLを距離だけで決めるのではなく、「どこまで来たらトレード仮説が崩れるか」と自分のリスク管理を組み合わせて考えます。
TPもLiquidity Sweepだけでは決まらない
同じことはTPにも言えます。
Liquidity Sweepを見つけたからといって、
「ここまで下がる」
という到達点まで自動的に決まるわけではありません。
どこで利益を確定するかは、
その先のPrice Action
チャート上で意識している価格帯
自分が採用しているリスク/リワード
ポジションの管理方法
など、トレーダーの方針によって変わります。
そのためLiquidity Sweepは、
Entry・SL・TPをすべて自動的に決めてくれるパターン
ではありません。
むしろ、
どこを観察するか
↓
何を確認するか
↓
どこでエントリーを検討するか
↓
何が起きたら読みを撤回するか
↓
そのうえでSL・TPをどう組み立てるか
というトレードの流れの中で使う、一つの判断材料です。
そして条件が揃わなければ、
Entryしない
という判断も残ります。
ここまで整理すると、Liquidity Sweepを見ること自体よりも、そのあとどう判断を組み立てるかの方が重要だと分かってきます。
では、実際のチャートを前にしたとき、この考え方をどんな順番で当てはめればよいのでしょうか。
実際のチャートでは、どの順番でLiquidity SweepのTrading判断を組み立てればよいのでしょうか?







